| 奥伝入ひとっぱやし （破矢〜宮昇殿〜鎌倉〜両国〜金沢〜亀井戸〜活光〜師調目〜破矢） 録音日：平成20年12月5日 にぎわい座公演 |
| 〜「奥伝入り囃子」について〜 一般的に祭礼囃子を演奏する場合は一連の組曲として連続して演奏します。組曲で演奏される曲目は下町囃子と山の手囃子では若干の違いはありますが、組曲構成の考え方は同じです。この組曲のことを囃子仲間では「ヒトッパヤシ」と呼んでいます。ですから囃子仲間で「ヒトッパヤシやりましょうかぁ」と言えば、基本組曲を演奏することを意味しています。今回ここで演奏している囃子は山の手囃子の中かで相模囃子と呼ばれているものです。基本的組曲としての「ヒトッパヤシ」は「破矢、宮昇殿、鎌倉、宮鎌倉、国堅め、師調目、破矢」という構成ですが「ヒトッパヤシ」の他に「奥伝」「奥の手」「段もの」などと呼ばれている基本曲以外の曲目を入れて演奏する場合があります。今回の音源は宮鎌倉」「国堅め」に代わって「奥伝」として「両国」「金沢」「亀井戸」「活光」を挿入して演奏しています。特に「両国」「金沢」と言う曲は山の手囃子独自の曲目で、「両国」は馬込（大田区）で、「金沢」は六郷（大田区）で作られた曲です。 |