令和７年6月1日
横浜里囃子とまや
前代表逝去についてのご報告
当団体「横浜里囃子とまや」創設者で初代代表の棚橋 誠が令和7年(2025年)3月25日に死去いたしました。享年76歳でした。
病魔に侵され治療の副作用に悩まされながらも祭禮への情熱は衰えず昨年11月には大森鷲神社の「酉の市」におきまして自ら笛を奏で、本年2月には明治神宮付近で行われた奉祝神輿パレードにおいては囃子方の代表として参加し、3月9日に横浜にぎわい座で行われた「第19回 横浜の祭礼囃子」のプロデュースをするなど、逝去直前まで積極的に活動しておりました。。さらに横浜(主に中区周辺)の郷土史にも興味を示し、郷土史ペーパー「横濱遊歩道」を定期的に発行し、簑沢地域ケアプラザの瓦版にも郷土史について掲載するなど研究に力を注いでまいりました。
また本年には、地元の横浜市中区山元町において地元のお祭りである「根岸八幡神社
例大祭」の開催が予定されております。故人はその祭礼への参加を目指しておりましたが、残念ながら叶わぬこととなりました。
去る4月4日に通夜、4月5日に葬儀告別式、四十九日法要並びに納骨式は去る5月10日に執り行い、遺骨は無事に代々の菩提寺に納骨を済ませたことを改めてご報告申し上げます。
故人にとり「祭禮囃子」は生き甲斐でありました。７６年の生涯のうち40年以上を捧げ、自分の習い覚えた伝統芸能の継承に熱を注いでいました。
棚橋 誠の「祭禮囃子」今後は「横濱里囃子とまや」のメンバーが継承し、この後も演奏して参ります。
郷土史、お祭り、そして何よりお囃子に生きた76年の生涯だったと思います。
なお、棚橋 誠に付けられた戒名は「囃訓法誠信士」でございます。
祭禮囃子に造詣が深かった棚橋 誠らしい戒名だと思います。
生前いただきました親交等に深く感謝申し上げ、ご報告させていただきます。
今後の活動につきましては、別記の通り金子 智洋を新代表。清水 一平を副代表とし遺族後援のもと継続してまいります。
何卒暖かく見守って頂きまたより一層のご厚情を賜れれば幸いでございます。
以上、ご報告させていただきます。